ガミガミ叱って自己嫌悪。負の無限ループから本気で脱出したい人の現実的対策

大声で怒鳴って子どもを泣かせてしまった夜。

子どもの寝顔に、泣きながら謝った方。

あなたが本気でガミガミをやめたいなら。
少しずつ、でも確実に変われる方法があります。

わたしは実際に、この方法で子どもへの注意を『提案と話し合い』で済ませられていました。

ポイントは『ガミガミ言いたい目的』と『自分の感情』を切り分けて、冷静な時に対策を考えること。

毎日のガミガミにうんざりしているなら、この対策を試してみませんか?

ガミガミ→反省→自己嫌悪→新たなガミガミ……

負のスパイラルから脱出!

わたし(8才)

その「やめたい」は本気?

ガミガミやめたい人の2タイプ

「ガミガミやめたい」は、わたしが過去何度も子育て相談で出会ったお題。

相談者のタイプは大きく2つです。

  1. 本気でガミガミやめたい!
  2. みんなガミガミ言うものですよね~と自己完結

1と2、どっちがいい・悪いの問題ではなく『本気度・せっぱ詰まり感が違う』ということですね。

本気度を確認

あなたがガミガミを本気でやめたいかどうか?

『ガミガミの原因をひとつひとつ探って、対策するか?』と改めて考えれば確かめることができます。

「個別の対策?うーん、そこまでは……いいかな」

という場合は、誰かに相談したことで一次的にスッキリできる人。

わたし

積極的な改善までは

望んでいない派

わたし(8才)

一次的スッキリの人の方が、ガミガミが激しいこともあります。
でも、本人が必要性を感じていないと対策はできません。

残念ながら『我慢』⇄『限界突破&爆発ガミガミ!』の繰り返しになるだけです。

本気なら対策

対策するには、ガミガミの原因・仕組みを客観的に知ることが第一。

面倒でも一週間くらいの状況を書き出して整理します。

「イラっとしたから」と原因をざっくりまとめてしまうと、結局何も変えられなかった……と言うことになります。

わたし

イライラの

元が何かを知る

わたし(8才)

どんなタイミングで怒りが湧いて、ガミガミ言ってしまうか?

その時間と場所は?

ガミガミ言うまでの、その日あなたに起こった出来事。

具体的な対策をするために、具体的な状況を書いておきます。

わたし

状況のメモだけで大丈夫

分析するのはあとで

わたし(8才)

ガミガミの正体を見つける

どんな時にどういう状況でガミガミ言っているかをみると、『なぜガミガミ言ってしまうのか?』の正体が見えてきます。

配偶者に対する、溜まりに溜まった不満が子どもへの八つ当たりだったりすることも。

例として、いくつかあげてみます。

原因①子どもレベルの読み間違い

子どもにおとなの生活スキルや判断力を求めて「何やってるの!」と叱るパターンがよくあります。

約束守れない、我慢できない、お片付けできない

わたし(8才)

しかし「何度言ってもやらない」のではなく『まだやれない』だけなのです。

習慣になるまでの経験が足りない間は、どんなに叱ってもできません。

原因②疲れ

ギリギリまで溜め込んだ疲れが、ガミガミに変わるパターンです。

体の疲れ/睡眠不足/脳疲労/気分転換不足。

わたし

疲れの原因も

一つではないはず

わたし(8才)

原因③時間に追われる

「これをして、それをやって、それが終わったらあれをして……」と、用事が溜まっている時。

穏やかな気持ちでいられるわけがありませんね。

原因④リスペクトされない時

配偶者や同居家族から大切にされていない時、と言い換えることもできます。

「ありがとう」
「こんなにしてくれたんだね」
「大変だっただろうね?」

わたし

一番最近言ってもらえたのは

いつだった?

わたし(8才)

誰からも言ってもらえなかったり、気付いてさえもらえなかったりすれば、ストレスがたまります。

原因⑤孤独

誰かと話せば楽になる場合は、人間関係も不足しています。

わたし達『ヒト』は、仲間とコミュニケーションを取りながら群れで生きていく性質を持った生き物です。

『ヒト』の本性から外れた生活は、生物学的に耐えられません。

本能は理性より強力だよ

わたし(8才)

原因⑥子どもに遠慮がない

学生時代、友人にはガミガミ言わなかったと思います。
仕事の同僚にも言わないでしょう。

なのに、友達より同僚より愛している子どもには言えてしまう……。

『子どももひとりの人間だ』という前提を、いつの間にか忘れてしまうのです。

『我が子』『自分の分身』だと感じている場合、遠慮はなくなってしまいます。

わたし

周りに甘えさせてくれる大人がいないと

子どもに甘えてしまう

わたし(8才)

危険なガミガミもある

ガミガミ言って、子どもが泣いて。
それで心からスッキリする場合は緊急事態です。

思い切ってカウンセリングを受けていただきたいです。

家族全員のために。
何よりあなた自身が、ちゃんと楽になるために。

対策の例

①子どもレベルの読み間違い対策

まず大前提として、思考判断を受け持つ脳がが大人レベルに発達するのは『20代前半』ごろです。

小学生に「何度言ってもできない!」と叱るのは脳の仕組みから言っても無理難題だということ。

わたし

これはいつも

頭に入れといてね

わたし(8才)

自分を振り返る

思い切って「あと10年後にできるようになっていたらいいな」と、遠くを見ましょう。

大人にできることは「こんな風にするのはどうかな?」とお手本をみせる以外に無いのです。

『自分がその年齢の時に、大人レベルでできていたことか?』を思い出すと、かなり冷静になれます。

②疲れ対策

具体的に止めることを決める

親自身が『きちんとしたい人』であればあるほど、疲れ果てるまで頑張ってしまいます。

そういう方は『性分』なので「この辺でやめる」とか「少し手を抜く」ができません。

疲れ→イライラ→ガミガミ→悲しみ→頑張る→疲れ→イライラ……

負のスパイラルは、家庭内に暗い雰囲気を生み出します。
子どもの脳の成長にも影響しかねません。

『自分のためだけでなく、家族全員のために』用事を減らしましょう。
例えば私はこんなこともやりました。

買い物

定期の宅配が便利です。

わたし

カタログをめくるのが

けっこう気分転換に

わたし(8才)

食事のメニュー

限界までメニューの種類を絞りましょう!

簡単なもの3~4種類をリピートでいいんです。

・お野菜たっぷりのお味噌汁
・干物を焼く
・野菜や肉をめんつゆで煮る
→卵でとじて丼物にするのでも十分です。

私は一時期体調が悪く、納豆と卵を混ぜて焼いた『納豆オムレツ』を連発したこともあります。

今でもたまに出すと、息子から「あー昔よく食べたよね」と印象深く語られます。

わたし

良質なタンパク質だもん

手抜きじゃないよ、知恵だもん

わたし(8才)

洗濯

コインランドリーでまとめ洗い。家での回数を減らします。

洗いあがった洗濯物はたたまなくて大丈夫。(外着は一応ハンガーに、下着類は引き出しにポイポイです)

掃除

「やる気が出たらやります」と実際に声に出し、自分を止めます。

自分を羽交い締めにする気で止めてください。

「そんなこと言ったって、することを減らすなんてできない!」と言う方には、改めてお聞きしたいのです。

疲れ切って、命を落としたらどうなりますか?
(私は実際鬱で危険なところまで行きました)

子どもは、家族は『あなたを失う』のです。

あなたの命以上に大切な『しなきゃいけないこと』はこの世にはありません。

わたし

疲れ対策は

甘えではない!

わたし(8才)

③時間が無い対策

固定概念を外す

夕方は特に「○時までに!」と焦りが募ります。
『子どものお迎え~買い物~調理~夕飯~お風呂~寝かし付け』と目白押しですね。

この予定は、本当に自分だけがやらなければならないものなのか?
固定概念を外して考えます。

思いこみは思考をマヒさせるよ

わたし(8才)

別の人・別の日・別の時間にやれるものもあるかもしれません。

子どものお迎え

ファミリーサポートセンターという公共のサービスがあります。私も一時期お世話になり、感謝しています(要事前登録)。

/厚生労働省:子育て援助活動支援事業(ファミリーサポートセンター事業)

食事の支度

休みの日に野菜の皮むき程度でも済んでいれば、一からやるよりずっと余裕ができます。

幼児さんのいる家庭なら『台所仕事は家族でやるもの』という我が家スタイルを目指すのはいかがでしょうか?

我が家の息子は今一人暮らしですが、幼児のころに『マイ包丁』を持たせたことで料理が苦にならず、自炊できる男になっています。

日々の仕事はルーティン化して、頭の中を固めます。

「必ずやらないと」とか、「自分が」という固定概念を外す考え方にシフトするのは大事なことです。

④リスペクト不足対策

できたことを書いて壁に貼る

周りの人からのリスペクトが足りない場合、自分を認める環境を明快に作ることをお勧めします。

キッチンやトイレ、洗面所などに『できたこと』を書いて、ドン!と貼りましょう。

わたし

頭で考えるだけでは

継続が難しいよ

わたし(8才)

例えばこんなこと。

  • 目覚ましの鳴った時間に起きられた
  • 仕事に行けた
  • 家に帰って来れた
  • 子どもをぎゅっとハグしてあげられた
  • 爪を切れた
  • お味噌汁に野菜をたくさん入れた
  • ゴミを捨てられた

毎日たくさんの『~できた』で私たちは生きています。
生活の質をキープする大事なことを、あれもこれもやっているあなたは、本当にすごいのです。

まず自分をほめる練習

わたし(8才)

⑤孤独対策

ポジティブワードを事前準備

子育てという、共通理解がある仲間はいいものです。
とはいえ、最初のきっかけが苦労しますね。

わたし

児童館や公園で

初対面の相手にかける一言とか

わたし(8才)

緊張を和らげるサンプルワードを、先に作っておくのです。

寝ている子どもを抱っこしている人に話しかけたいと思ったら

「ぐっすり寝てくれるとホッとしますね」と言ってみましょう。

活発な子どもの保護者には

「運動神経が良いんですね」がGoodです。

じっと座って遊んでいる子どもの保護者には

「集中して上手に遊んでますね」はいかがでしょう。

保護者にくっついて離れない様子なら

「仲良し親子さんですね」と笑顔で肯定すればいい雰囲気になります。

ポジティブな感想で声かけがポイント。
褒められて嬉しくない人はいません。

ママ友ができない、と悩む方は本当に多いです。

それだけ、独りで寂しい(と思っている)人がたくさんいるってこと。
最初に勇気を出す方に回れば、世界は必ず変わります。

⑥子どもに大して遠慮がない対策

もしも、と考える

遠慮がないとは、尊重していないということです。
尊重しないとは『大事ではない』とも言い換えられる。

わたし

そこで

「もしも」と考えてみる

わたし(8才)

この子が明日の朝病気や事故で命を落としたら?
最後にかけてあげた言葉が『ガミガミ!』でいいのでしょうか?

ガミガミ言われている最中、子どもが(愛されている・大事にされている)と感じているわけがありません。

しかし『イラっとした時』に、改めて考える余裕はありません。

だから、朝昼晩チラッと考えるのです。
「今が最後になってもいいくらい、大事にしよう」と。

大人は選択できる

大人と子どもの最大の違いは『逃げ場があるかないか』です。

大人は一定の制限はあるものの、自由です。
「もうやーめた!」と何もかも捨てて、山にこもる選択もできます。

でも子どもには、何もやめることができません。

『その家の子ども』であり続けることしかできないよ

わたし(8才)

謝ると幸せになれる

ガミガミ言ってしまった時。
目を見て「ごめんね」と言ってあげて欲しいのです。

わたし

きっと子どもは

「うん」と言ってくれる

わたし(8才)

ハグしてチューして、頬ずりもしてあげてください。

なでたりマッサージのように体を触ってあげれば、脳内に幸せホルモンとも呼ばれる『オキシトシン』が出ます。

オキシトシンは(中略)鎮痛、不安の軽減(中略)親和性、他者への信頼感や共感(などに効果をもつ)

(1)

寝顔に謝っても、子どもは気づきません。

わたし

『尊重されなかった事実』だけが

記憶に残る

わたし(8才)

「さっきは疲れててイライラしてしまった。ごめんね」

「ガミガミ言いたくないって思ってるのに、泣かせてしまってごめんね」

理由を言ってごめんねを言えば、謝り方のお手本を見せてあげることになります。

社会のマナーを学ぶことにもなって一石二鳥です。

まとめ

  • ガミガミをやめたい『本気度』を自覚する
  • 具体的な対策をするために、具体的な状況を書いておく
  • 『なぜガミガミ言ってしまうのか?』の正体、原因を突き止める
  • 原因別に対策する。

原因の大きさ・分量を減らす。
原因の起こるタイミングをずらす。

あれこれ試してみてください。

ガミガミの原因は人によって違います。

仕事でストレスが溜まっていることもあるでしょう。
配偶者と仲良く暮らせていない場合も、慢性的なイライラになります。

少なくとも子どもに八つ当たりしないで済むように、原因別の対策を考えてみていただきたいのです。

お読みいただきありがとうございました。感謝します。

引用文献

(1)二神弘子. 藤原宏子 オキシトシンと心身の健康, 心身健康科学 15(1), 48-50, 2019.

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