生きる力がある人ってどんな人?/『自分と他人への信頼』どちらも大事です

10ヶ月くらいの乳児を抱く母に笑顔で寄り添う父の3人家族

『生きる力』という言葉を見たり聞いたりしますね。
社会性や自己肯定感・自尊心などひっくるめて、大きく表現した言い方です。

具体的にどんな人のことを『生きる力がある』というのでしょうか?
具体的な行動や思考を見てみましょう。

生きる力=社会でうまくやれる力

人間は仲間の中で生きていく『集団生活の生き物』です。
仲間を求めて、共同で生きていきます。

『社会の中で協調しながら自分らしく行動できる力』とも言えます。

理性的に考える。カッとして取り返しのつかないようなことをしない。
自分もひとも大切に助け合えれば、どこへ行っても仲間がたくさんできるでしょう。

人間もいろいろ

ご自分の過去の出会いを思い出してみてください。

幼児の頃から小中高大。アルバイト先や就職後、結婚した相手やママ友パパ友、地域の知り合いまで。

『同じ事に対する考え方や行動』もまちまちだったはずです。
その違いは、生まれ持った『気質』や『社会性』などの特性がからみあって表現されます。

例:頼まれごとへの反応


『頼まれ事』をしたときの反応も色々あるでしょう。

シルエット女子高生イラスト「明日の準備やりましょう?」  

     (用事があるけど断れない…)

「やだねー!」 走り去る男子

「明日でいいじゃ〜ん」物憂げな女子高生

いつでも自分に正直なのがいい、とも言い切れないのが社会ですね。

生きづらい人がいる


『生きていく』とは『人と関わり合うこと』でもあります。

わたし

人間関係って大事

うまくいかない人もいるよ

わたし(8才)

orzの姿勢女子シルエット
落ち込む男性シルエット

『人を攻撃する』『その場しのぎのウソを言う』『すぐあきらめる』『謝れない』人は受け入れられにくいでしょう。

『相手に合わせてしまう』『助けてと言えない』『くよくよ悩む』人も、かなり生きづらそうです。

生きていきやすい人もいる

もちろん『自信がある』『ストレスに強い』『親切』『正直』『決断できる』『頼り上手』な人もいます。

腰に手を当てた男性シルエット

その人の『物の考え方や行動』が人に受け入れられやすいと、それが『生きる力』にもなるのです。

生きていきやすい人の思考例

自分を大切にしながら、人とも上手くやっていける人の考え方はこうです↓

少年2人のシルエット「人の反応?気にならないよ」

「自分の気持ちをちゃんと伝えた方が、お互い誤解がなくていい」
「意見が違うのは当たり前。冷静に話し合ういい機会になる」とも考えます。

2人の女性シルエット「困った時は誰かに相談します」

『周りの人はきっと助けてくれる。お互いさま』と自然にギブアンドテイク。

2家族のシルエット「家族は尊重し合うもの」

家族とはいえ、それぞれは別人格の個人。誰かの意見をゴリ押ししたり、命令や強制をしません。

信頼関係を築ける→生きていく力に

自分も相手も尊重できる。
間違ったらちゃんと認めて訂正できる。
感謝する気持ちがある。

そういう人なら人に信頼されますし、助けてもらうこともあるでしょう。

『人と信頼関係をベースに関われる人』は、生きていく力も持っているということです。

ポイント
『考え方や行動』は【生きていく力】と関係している

自他への信頼は成功への道

自分への信頼があれば努力できます。
そもそも失敗への考え方がポジティブです。

『失敗の原因やプロセス』は反省しますが『だから自分はダメなんだ』と絶望はしない。

「どうせ無理」じゃなくて「やり方を変えてみよう」と工夫ができます。

わたし

自転車だって

最初は転ぶ

わたし(8才)

期待が裏切られ続けると自信を失う

他人への信頼は『裏切られる悲しい経験』を重ねることで失っていきます。

赤ちゃんの頃から「どうせ無理」「自分なんて」「独りの方がいい」と思っていた人はいません。

「どうせ誰にも助けてもらえるわけがない」は、『助けてくれない他人』『助けてもらえない自分』両方に対する、悲しい考え方です。

信頼は育てられる

生まれてすぐから自分の要求(泣くこと・甘え)を叶えてもらった人は、自分と他人を信じることができます。

理性で信じるのではなく、無意識の信頼が重要なのです。
そのためにも、3歳くらいまではできるだけ要求に応えてあげて欲しいと思います。

抱っこしてとか、絵本を読んでといった幼い要求は『愛して欲しい』という意味でもあります。

おわりに

私たちは孤独の中で生きていくことはできません。

絶対に、人との関係が必要な生き物なのです。

一生を支える『生きる力』の発達は、新生児から始まります。
どうか充分愛してあげてください。

自分と他人どちらも信頼できるようになりますから。

赤ちゃんの一番近くにいる方々お体を大切にしつつ、心からのお願いです。

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